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もっと夢を見ていたい
第11章 21 ( 2
『…?』
『ココに…俺の名前入れて…?』
そう言って腰を撫でる。
『…っはぁん!』
『嫌なん…?』
私の太ももに爪をたてた。
『んぁっ…っ!』
『なぁええやろ?』
首を舐めあげながら甘えた声で
私の思考回路を塞ぐ。
コクコクと頷く私を見て満足したのか
風呂から上がった。
手錠で繋がれたままの手が疲れた。
それでも彼は
不便なんて感じないかの様に
救急キットを取り出し
私の足首に消毒液をかける。
『…っ!!!!』
痛い。
ピアスなんかより
入れ墨なんかより
治るはずのその傷はジンジンと
私を痛めつける。
ガーゼを当て包帯を巻く。
『これなら多少動いても
クッションの代わりになるわ』