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もっと夢を見ていたい
第11章 21 ( 2
『…結、鈍感にも程があるで』
『……。』
『俺は真剣やで?
結は俺だけの為に生きるねん』
『…。』
『こっち見て?』
優しくあやすように私の顔を包む。
『俺が愛してんのは結だけ…
結は俺だけを愛してればいい』
何度も繰り返される愛の言葉
私はどんな気持ちで受け取ればいい…?
私の上で私の中を掻き乱す。
噛み跡を付けて
切なそうに私を見下ろす。
そんな目で見ないでってば…
胸が苦しくなる…
彼は私の1番奥に精を吐き出し
優しく抱き締める。
『愛してる…』
わかってる…何度も聞いた…
『私も愛してる…』
だから…そんな不安そうにしないで…