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もっと夢を見ていたい
第12章 21 ( 3
それでも何も思わなかった…。
場内が暗くなる。
彼が選んだのは
有名なアニメスタジオの物だった。
ぼーっとスクリーンを観る。
内容なんて入ってこない。
急に彼に引っ張られた。
キス…。人がいっぱいいる場内
でも人々はスクリーンに集中している。
虚しくなった。
唇を離すと彼はニヤッと笑った。
ショートパンツの隙間から
指を入れる。
『濡れてるやん。淫乱…』
お決まりの煽り文句。
それでも反応してしまう自分が恨めしい。
『レン…』
彼を見る。優しくキスをすると
『後でな…』
そう言ってスクリーンに向き直った。
疼き始めた身体…。
早くどうにかして欲しいのに…。