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もっと夢を見ていたい
第14章 22(2


帰って来た彼に何となく聞いてみる

『髪切りたい…色も入れたい』

『…なんで?』

『だって…日本人形みたいでやだ』

『………』

『レンに可愛いって言われたい』

彼の琴線に触れないよう
言葉を選ぶ。

『俺はそのままでも可愛いと思うで?』

『マンネリ…怖いもん
レンが他の女の人見るのはやだ
だからイメチェンしたい』

『……そう?』

『だめ…?』

『…ほな知り合いの所
予約しといたるわ。連れてく。』

『ありがとー!大好き』

そう言って満面の笑みで
彼にキスをした。
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