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もっと夢を見ていたい
第2章 16


『私も…』

そう告白すると

何だか空気は少し柔らかくなった。

服を着たままベッドに潜り込む。
彼は私に跨り唇を近付けてきた。

…今度は自然なキスだった。

はむはむとお互いの唇を啄む。
舌がそっと入ってきた。

私の舌に当てる。

何となく私も舌を伸ばしてみた。
口の中をあちこち動き回る舌に
ゾクゾクとして甘い溜息が出た。

『…はぁっ…んっ』

唇を離すと糸が伸びた。

納豆みたい…。

雰囲気も何も忘れそんな事を考えた。

ペロッと唇を舐められ

『ひゃあっんっ』

変な声が出た。

『糸引くとか…エロい…』

彼は照れながら言うから

『納豆食べた時みたい』

空気をぶち壊す事を言ってしまった。
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