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もっと夢を見ていたい
第2章 16



『…おっ前…』

そう言って彼は肩を震わせる。

『やっ!ごめん!怒らないで!』

焦って謝ると私の上にドスッと乗ってきた。

『お…重い…よ。』

彼を退かせようと肩を押すと
爆笑している彼。

『何…?』

訳がわからない。

『お前…天然すぎるで!』

彼は涙を溜めながら笑っている。

『はぁっ?…なんでやねん!』

置いてきぼりを食らった私は抗議した。

『何でいきなり納豆出てくんねん』

ひーひーと酸欠になりながら言う。

『…だって、びよ〜んて…』

『わはははははははっ』

また笑う。なんやねん。

『も〜退いて!』

彼を押そうと力を込めた。

『ごめん…怒るなや』

笑いながらおでこにキスされた。
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