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もっと夢を見ていたい
第17章 Ⅰ
優しいキスに優しい愛撫。
この間の彼はきっと
私が呼び覚ましてしまった悪魔。
彼の言う通りに望むとおりに生きれば
私も彼もシアワセなのだ。
私は彼の人形として生きる道を選んだ。
彼は私の1番奥に精を放つと
『アイシテル』
そう言って髪を撫でる。
だから私も
『アイシテル』
そう言って彼を抱き締めた。
静かに瞳を閉じて真っ暗な闇に
自ら飛び込んでいく。
行き着く先は夢の楽園。
楽しい妄想の世界。
闇だって悪くない。
『光の住人』
になれるから。
私だけの楽園で
私しかいない世界は
私にとって最高の場所