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もっと夢を見ていたい
第22章 Ⅵ
…彼らしくない
しおらしさを感じる文。
【行かないよ。ご飯食べるねありがとう】
私はこうしてまた部屋に戻った。
チンジャオロース丼と餃子
酒飲みのおツマミみたいなラインナップ。
可愛いく思えて
私は膝に不二子を乗せたまま食事をした。
だけど…減らない
餃子は1本食べたけどまだ4本もある。
丼だってご飯多すぎ。油キツい…。
食べるのを辞め蓋をして
不二子と遊ぶ。
ガチャガチャ
不二子が飛び降り玄関へ走る。
後を追うと彼が入ってきた。
『おかえり』
『…ただいま』
『ご飯減らない』
『残ってるん?』
『いっぱい』
『なら俺食うわ』
ソファに座りネクタイを緩めると
ジャケットを背もたれに掛けて
蓋を開けた。