この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
もっと夢を見ていたい
第23章 Ⅶ
中に入ると廊下がライトアップされ
何だか煌びやかだ。
『『いらっしゃいませ〜!』』
盛大なお出迎えに苦笑いしか出ない
店内は豪華なシャンデリアが
天井からぶら下がり少し暗め
ソファはそれぞれ
客同士顔を合わせずに済む様
複雑に並べられていた。
『こっちやで〜』
彼に促され席に着く。
『結身分証ある?』
『これでいい?』
バッグから財布を出し住基カードを渡す。
『こんなん持ってたんやな?』
『免許ないから作った』
『ふ〜ん?
ちょいコピー取ってくるな?』
彼はそう言って席を立った。
『結さんお久しぶりです!』
『わぁお久しぶりです』
レンが酔い潰れた日に…
私が悪戯された日に…漏れなくウチに
来ていた子。恥ずかしい…。