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もっと夢を見ていたい
第23章 Ⅶ
彼はグラスとアイスペールを
テーブルに置きメニュー表を私に渡す。
『好きなお酒ありますか?』
『えと…んー』
優柔不断な私。
『取り敢えずハウスボトルでええよ』
いつの間に帰ってきたのか
レンが隣に座る。
彼はわかりましたっ!と返事をすると
どこかへ行った。
『ほれ結』
住基カードが戻ってきた。
財布にしまうと彼は
『お前金持ってたんやな?』
と不思議そうに見た。
『レンが出しちゃうから
入れっぱなしだった。』
『まぁ専業主婦やしいらんやろ?』
専業主婦は自分で買い物行くよ?
そう思ったけど黙っておいた。
焼酎が運ばれて来て
彼が水割りを作ってくれる。