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もっと夢を見ていたい
第24章 Ⅷ
『結、帰るぞ』
レンはそう言って私の頭を撫でる。
『…仕事終わったの?』
『今日はアフターやからな』
そう言ってニカッと笑う。
手を繋いで廊下を歩く。
『あっ!お金!』
『金?』
『払ってない』
『ンなもん俺が出したわ』
『え?』
『別に俺客に困ってるわけちゃうし』
『……そう?』
そんな会話をして
エレベーターに乗り込む。
『やぁっ!もうやめて!』
キスをしながらまた弄られる。
『ぐしょぐしょの癖に』
あんたのせいだ!
『家でしてよ』
言ってる間にエレベーターが開く。
彼に壁に追い込まれている状態で
ホストと目が合った。
『お疲れ様です!レンヤさん』
『お〜うお疲れ〜』
彼は笑顔で挨拶すると私の手を引き
家に向かって歩いていく。