この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
もっと夢を見ていたい
第27章 XI
何故か盛り上がるホスト達。
いや、ヘルプがやる事でしょ?
そんな事を思っている間に瓶は空になる。
どんだけ強いんだこの人。
若干引き気味の私を彼は見ると
今度は口移しで焼酎が私に入ってくる。
唇の端から飲みきれなかった焼酎が
流れていく。
喉を通るアルコール。
ロックはキツいんだってば…!
彼は私を解放すると
『アイシテル』
とへらへら笑う。
盛り上がりどんどんアルコールを
飲んでいく若い子達。
もしかして…潰れる気…?
なんだか足元から熱が上がってくる。
あぁ…ヤバい…酔った…。
彼はご機嫌でイカを食べる。
ソファにへたりこんだ私の膝に
不二子が飛び乗る。
なんか…どうでも良くなってくる