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もっと夢を見ていたい
第27章 XI


歌い終われば彼は微笑みながら
私を撫でこう言った。

『結可愛いな』

『そういえば
レンとカラオケ来たことないね』

『そやなぁカラオケ2人でも来るか?』

『うん!来たい!』

彼に笑いかけるとまたキスをされる。
もう慣れてしまった。

それでも照れながら彼を見た。

彼は私が好きなロックバンドの曲を入れた。
ホストでは最早鉄板となった曲。

歌い慣れて歌詞が完璧に頭に入っている彼
勿論私の顔を引き寄せヴァンパイアする。

『あなたに〜だか〜れて〜』

だから私は彼の胸に手を置く。
爪は立てても服の上だし意味無かったけど。

彼は近畿な子供達の歌も歌った。
愛のかたまり…貴方が歌うと重たいよ

みんな歌が上手くて聞き惚れる。

歌って騒いで飲んで私達は現地解散した。
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