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もっと夢を見ていたい
第27章 XI
悲しくもないのに零れ落ちる涙
絶頂の余韻で震える身体を精が伝い
またゾクゾクと身体の芯が悲鳴をあげる
『…また…罰受けたい?』
フルフルと頭を振る私は
全裸で作業台に乗せられたまま
膝を何とか引き寄せ腕で囲い込む。
『なぁ…お前の過去教えてや』
彼は私の秘部をティッシュで拭いながら
そっと囁きかける。
『…過去なんて…忘れた』
『ンなわけないやろ』
『…昔なんかより…
レンと居る今が幸せだから…
他のことなんて興味無い…』
『……。』
着替えた彼はそっと私を抱き締める
『俺、お前の過去にすら嫉妬してしまう…
それでも一緒に居てくれるか?』
『…うん。レンと…一緒がいい』