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第30章 XIV

『多分そろそろ追込みかけるやろ』

『追込み…？』

頭の中で
大阪 Dreaming Night〜と流れる。

『お前は知らんでいい』

『…でもヨウちゃん
ソープとデリ掛け持ちしてるって』

『そやろな。
だからギリギリパンクせんと遊べるんやろ』

『…………。』

『他所の店で仕事紹介されたんやろその子』

『…多分。詳しくは知らない』

『俺らとしては
回収出来ればそれでいいねん』

『ヨウちゃんに言っとく…』

『聞かへんやろな』

確かに
金払えなんて説教上手く出来ない気がする

『追込みって何するの？』

『俺らがする訳ちゃうから知らん』

『えぇ…』

『兎に角お前はもうその子と関わるなよ』