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もっと夢を見ていたい
第4章 17


まな板な訳では無いけれどあります!と
威張れるほどの大きさではない。

『だってほら、手の平いっぱいになる』

彼は下から掬うようにして覗き込んだ。

『…まぁ私ら成長期やし?』

笑って会話を終わらせた。


風呂上がり下着を付けただけの
格好で全身鏡の前に立った。

大きくなったんだろうか?

その時背後に彼が立ちお腹を摘んだ。

『んぎゃっ!やっめーや!』

汚い言葉で抗議する。

『つーかさ…太った?』

ふにふにと肉を摘みながら鏡を見ていた。

そうかもしれない…。

何となくカレンダーを見る。
手に取りペラペラと捲る。

最後に生理来たのいつだ…?

元々生理不順なので仕方ないとは言え
少し不安になる。
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