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ハプニングは突然に【完】
第3章 新堂さんは変態
次の日、お酒を飲みすぎたせいで頭が痛くて、新堂さんとはろくに連絡を取らずに終わってしまった。


そして、今日は日曜日。


私は、新堂さんのおうちに来ていた。


新堂さんのおうちは新興住宅にあるマンションで、私の家のバス停からは5つ離れた場所にある。



五階に住んでいて、2LDKのひとつ一つの部屋が広いタイプのおうち。



…私の給料では住めないなぁ。



なんて、思いながら出されたコーヒーを飲んで、家のなかを見渡す。


「なんか、面白いものでもある?キョロキョロして可愛いねゆりは。」


いつものスーツではなく、ラフな格好をした新堂さん。白いTシャツにジーンズなんだけど、ものすごくカッコいい。


ソファーで隣に座ると、テレビを見つめながらボーッとしている。



時間は午前11時。



「お昼はどうしようか?どこかに食べに行く?」
と、新堂さんに言われたので



「わ、私のご飯でよければ作りますよ!」
と、声をかけた。



「…ゆりが作ってくれるの?嬉しいな。」

と、ニコッと笑う新堂さん。



爽やかな笑顔にキュンとしてしまう。



「そうだな、じゃあパスタの材料あるから裸エプロンでお願いしようかな。」


と、サラリと言った。


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