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ハプニングは突然に【完】
第5章 ハプニングは突然に
何度も何度も快感の波が襲うので、ゆりは意識が朦朧としている。


「あっ、イクッ!!」


何度も絶頂するたびに

道隆さんは、ゆっくりそれを抜き、


「…まだ、ゆりを満足させられてないよ。」

なんていいながら体位を変えて、ことに及ぶ。


28歳って、こんなに体力あるの?と、いうくらい、こちらがヘロヘロになっても彼は余裕があるようだった。


正常位で、更に腰を動かす。


「ゆりの…ゆりの中に出したい。」

道隆さんは、少し苦しい表情になってきて

懇願するようにこちらをみた。


ゆりも、それを望んで

「私、道隆さんのものでいっぱいになりたい!」と、叫ぶ。


すると更に腰のスピードが上がり

「いやらしッ!!そういうところが本当にっ…!!もう、もう出すよっ!」

「アッ、私もイクッ!!」


ビクビクビクッ!!
と、お互いの身体が揺れる。


身体は汗でギトギトしていて、呼吸はゼェゼェ。

もう、これ以上動けない…


トロっと、膣から道隆さんのものが溢れる。


ギュッと抱き締められて

「ごめん、今日は…抑えられなかった。」と、息が顔にかかるほど近い距離で、少し申し訳なさそうに彼が言った。


「…いいの、私のことすごく愛してくれてるのが伝わってきたから。」と、息も絶え絶えで返す。


すると、むちゅっと唇にキスをされて

「…ゆり、俺と家族になろう。」

と、今までで一番いい笑顔で言われた。

「本当に、こんなに愛しくて、可愛くて僕の腕から離したくない、守りたいと初めて思えたのは君だけだ。」
道隆さんは私を抱き締めて、頬にもキスをした。


涙が頬を伝い、大きく頷く。

「…愛してるよ、ゆり。」

「…私も、私も愛してる。家族に、なりたい。」


と、言った後自然と唇を重ねて、頬を寄せ合う。


「…幸せ。」

「…俺も、ほんと幸せ。大事にするよ、世界で一番ね。」


「ふふ、そんなこと本当に言う人いるんだね。」とら言うと

「…心からそう思うんだって今俺も初めて知ったよ。」と、満面の笑みでこちらをみた。



そして、2人で抱き合って眠った。


すごく、すごく幸せな夜だった。






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