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第24章 番外編 紗季の自慰

20歳前後と言えば、大概の娘は初体験も済ませ、性への興味も一段落しているが、雌への成熟が本格的に始まる時期だ。
まして、運動選手の健康で体力的に優れた彼女達・・
性的欲求も当然に人一倍、強かった・・

朝から日没まで、厳しい練習でシゴかれる彼女達、普通誰もが、疲れ果てて、夕食後に入浴したら寝るだけ・・と、想像するだろう。
ところが、人間の体は不思議な物で、意外とそうでは無い・・
疲れ過ぎると、却って目が冴え神経が昂り寝付け無いものだ。
神経が昂れば当然、身体も敏感になる・・
まして殆どの娘が、ノーブラでＴシャツ、短パンの格好だ。

毛布等から受ける僅かな刺激が、直ぐに身体に火を灯す・・
昂る性欲、甘く疼き始める身体・・
しかし同僚が気になり、自慰に耽るのも気が引ける・・

そんな彼女達が考え出したのが、画期的な共済だった。
「シングル」と言う隠語で呼ばれるそのシステム・・
夕食後から消灯迄の3時間、シングルを望んだ娘の、同室の仲間は、ミーティング用の大部屋で過ごす決まりだった。

当然のながら、シングルになった娘のスるコトは一つだ・・
気兼ねなく愉しみ、心身共にスッキリした娘は翌日、また厳しい練習に参加するのだった。

ただ、今年から若干、システムが変わっていた。
それは、声、の問題だった・・
仲間の目を気にし無くなると、今度は、自らの声が気になる。
そこで、隣同士の部屋でのシングルは、早い者勝ちとなった。
こうして、思い切り愉しみ、乱れる時間を作りあげたのだった。