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第2章 中学3年の恋〜Sな言葉が癖になる〜

でも彼の不思議なところは、
それをしながら、
周りの人も巻き込んで楽しく盛り上げる。


なんだか、周りが楽しそうだから、
困ってたのも忘れて楽しくなった。


なんか、この人すごいな…



少し、見る目が変わった。

水族館に着いても
相変わらずアピールすごくて、
帰りもひたすら横にいたけど、


なんだか楽しかった。


私の気持ちはそこから変わった。


ちょっと前向きに考えて
彼と毎日話すようになった。

意外と楽しくて、

ただスポーツマンと思ってたら
意外とバンドとかしてて
すごく熱く語る時もあって、

なんだ、楽しくて良い人なんだ…

私が最初から避けて見えてなかった…

そう思うようになった。



ある日、彼のバンドも参加する
ライブイベントに誘われた。

そこにいた彼は別人で、
キラキラしてて、
色んな人と仲良くて
彼のバンドも盛り上がっていて、
本当に好きな事真剣にやってるんだな…
と感じた。



振られた中学の時の彼のような、
そんな駆け引きは無いけど、

何処か堂々としてて、
周りに人気のある彼が
少し重なるところがあって、


その夜、付き合う事に決めた。




20回くらい告白されたんじゃないかと思う…笑

それだけ好いてくれる人も
もういないかも…そう思った。笑





付き合った次の日は、彼は随分と浮かれてた。
そして、今度は周りへの付き合ってるアピール、
俺の女アピールがすごかった。笑

私にも初めてのタイプで、
こんなに堂々とオープンにイチャイチャしてくる
彼氏に戸惑いつつも、
いつの間にか彼のペースに飲み込まれて
ついていくのにドキドキしながら楽しんでた。









でも…

1週間くらい経った頃から、彼は変わりはじめた。



このまま、
元気で可愛いバカップルになるんだと思ってた…