この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
悦楽にて成仏して頂きます
第16章  それぞれの思い


「んっ……」
 思い出すのは、昨夜の響揮の体温。
 堪らなくなって、部屋着の上だけを脱いだ。
「はぁっ……」
 ブラを外し、自分で乳房を揉む。
 響揮は琴音のものでも、内緒での想像なら許されるだろう。
 許して欲しい。
 両手の指で乳首をグリグリとしながら、響揮の事を想像した。
 儀式とは言え、私は1度響揮に抱かれている。それが嫌じゃなかったのは、既に彼が好きだったから。
「あっ、んんっ」
 響揮の指だと思うと、余計に気持ち悦く感じる。
 隣の部屋では今、琴音を抱いているのかもしれない。それを想像しながら、私は全裸になった。
「あんっ」
 片手で秘蕾に触れると、もう濡れている。その密を使ってクリトリスを擦りながら、乳首への刺激も続けた。
「んっ、はぁっ」
 熱の無い霊でもいいから、私をめちゃくちゃにして欲しい。響揮の温もりを想像するから。
 秘蕾に指を2本挿れたが、刺激が足りない。
「はんっ、んんっ」
 気持は悦いが、もっと太い物に奥まで刺激されたかった。乳首だって、痛いほどにしゃぶって欲しい。
 思い出し、私はバイブを取り出す。
 もうビショビショの秘蕾に、すぐに挿入した。
「あぁっ、はぁっ」
 脚を開き、自分で抜き挿しを繰り返す。
 グチュグチュという音が、私を煽ってくれる。
 オナニーなど、何年振りだろう。まだセックスを知らない頃は、乳首とクリトリスだけ弄っていた。でも挿入の悦さを知ってしまうと、それだけでは済まない。
「あんっ、あぁっ」
 バイブのスイッチを入れた。
 中で動く温もりの無い物体に、翻弄されていく。
 霊がやっていたように、太ももに固定する。自由になった両手で、乳首を刺激した。
「あぁんっ、はんっ」
 響揮に抱かれていた時を、思い出しながら。
 あれは儀式で、私と彼の最初で最後のセックス。
「ヤぁっ、はぁっ、んんっ」
 中を擦られるのが気持ち悦くて、シーツを掴んだ。
「あっ、はぁんっ、んんっ、イクぅっ! はぁ……」
 真っ白になった頭が戻った後、何とかバイブのスイッチを切った。このままだと霊に使われた時のように、意識を失ってしまう。
 バスローブを着てから廊下を覗いたが、誰の気配もない。
 私は急いで浴室へ行った。


/139ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ