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悦楽にて成仏して頂きます
第3章 霊の望み
載って、挿れて、動く。それが騎乗位だから、出来る限りやるしかないと思った。
彼の背中に回していた手を降ろし、ゆっくりと起き上がる。
性器の勃ち具合は、まだ半分くらいだろう。それでも、取り敢えず彼の太ももの辺りに跨った。
「いい、眺めだ……」
そう言われると、恥ずかしくなってしまう。
その眺めに興奮したのか、彼の性器が大きさを増す。これなら、もう挿いるはず。
膝で立ったまま前へ移動し、彼の性器へ手を添えた。そのまま秘蕾へ当てると、少し緊張してしまう。
上手く出来なくても、許してくれるだろうか。
先端を挿れると、ピクンと反応してしまった。私が気持ち悦くなれば、恥ずかしさなど忘れて動けるだろう。
「んんっ……」
ゆっくりと腰を沈めると、徐々に性器が奥へと挿いってくる。
「はぁっ、あんっ」
彼はジっと私を見ていた。その恥ずかしさも、快感へと結びついていく。
もう全て収まっているのに、彼は気持ち悦くないのだろうか。何もしないまま、私を眺めているだけ。
「あぁっ、はぁんっ」
自然と、体を上下させていた。
私にとって、慣れない体位。そのせいなのか、彼の視線のせいなのか、秘蕾の奥から快感が込み上げてくる。
「んっ、あぁんっ」
倒れないようにと、彼は私の腰を支えてくれている。
でも、ただそれだけ。
彼は、イったばかりだからだろうか。呼吸は速くなっていても、悦さそうには見えない。
霊を気持ち悦くしなければ、成仏出来ないかもしれない。そう考えていたが、自分が段々と快感に溺れていく。
「はぁっ、あっ、あぁっ」
除霊の為のセックスで、騎乗位の悦さを感じるなんて。除霊者失格かもしれない。
でも動く度に、益々気持ち悦くなってしまう。
奥深くまで挿れると、クリトリスまで彼の肌に当たって刺激される。中では奥の壁が擦れて、どんな体位より深く挿いっているよう。浅くなると、入口が擦られる。
「あんっ、はぁんっ」
「気持ち、悦い?」
「イ、イっ、あっ、イイっ」
彼も、少しずつ興奮してきた様子。