この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
悦楽にて成仏して頂きます
第4章  響輝


 たまに街で、「どこへ行ったらいいですか?」と声をかけられる時もある。見た目は人間で普通の服装をしていても、私には霊だと解ってしまう。
 そういった類(たぐい)は無視するよう、響揮から言われていた。余計な温情をかけると、そのままずっと付いて来られるらしい。中途半端な能力だと、霊障を起こされたり、取り憑かれたりしてしまう。
「ほら、行くぞ」
 響揮が、半分ほど飲んだペットボトルを渡してくる。
「ちょ、ちょっと待ってよっ。着替えないと」
 下着は着けているが、バスローブのまま。流石にこれで外は歩けない。
 クローゼットから服を出し、急いでキッチンで着替える。
「新しい装束と、数珠と短刀も忘れずにな」
「どうして?」
「いいから。早くしろよ」
 響揮に急かされ、私はそれらが入ったバッグを持って部屋を出た。


/139ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ