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悦楽にて成仏して頂きます
第6章 新生活
「あっ、はぁっ」
彼なりに舌を使われ、乳首をしゃぶられた。たまに口から出てしまい、チュパという音が聞える。
「あんっ、んんっ」
戸惑いながらの舌の動きも、焦らされているようで気持ち悦い。
彼の髪を撫でてから、私の方から体をズラした。続けて欲しいが、今は彼の方が先。
「壁に背中を着いて、座って……」
「はい……」
私は彼の脚を開かせ、その間に座る。
「乳首、触ってて?」
彼の性器をやんわりと掴んだ。今回はそれだけではイかないが、彼は我慢しているようだった。
「好きな時に、出していいよ」
そう言って、性器を咥える。
「うっ……。楓っ、さんっ」
彼の体は震えていた。余程我慢しているのだろう。
「大丈夫だよ? 1度出しても。その後も、ちゃんとあるから」
そう言ってから咥え直すと、ほどなくして口内に精液が迸る。
「はあっ……」
口の中で精液が消えたのを確認してから、私は彼から離れた。
また、ベッドへ横になる。
「ねぇ。来て……」
焦っていたのか、すぐに挿入してきた彼の顔が歪む。
「くっ、はあっ……」
彼なりに頑張って、我慢しているようだ。
抜き挿しされる度に、クリトリスも擦れて気持ち悦い。中は勿論、体も段々と熱くなってくる。
「あっ、あぁっ、イイっ」
私は自分で乳首を弄った。彼に余裕が無い分と思ったが、そんな様子も彼を刺激してしまったらしい。
「楓さんっ、うぅっ……」
彼が私の上に倒れたが、重さは無かった。それは、彼が私を通り抜けて、ベッドに横たわっているせい。
もう成仏の時が来て、彼の体は透けていた。
ベッドを降りた彼が、自ら白装束を着る。
「楓さん。ありがとう、ございます……」
彼は、白い光に包まれていた。
私は全裸のまま、ベッドに正座して手を合わせる。
白い光は眩さを増し、彼は消えていった。