この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
悦楽にて成仏して頂きます
第1章  特殊能力


「あっ、あんっ」
 一度乳首をしゃぶった彼が、驚いたように離れる。
「えっと……」
「気持ち、悦いの……。もっと、続けて……」
 そこからの彼は人が、いや、霊が変わったよう。
 両方の乳房を揉みながら、交互に乳首を舐めたりしゃぶったり。
「はぁっ、んんっ」
 彼が本当にこうしたかった女性の事は、彼自身も記憶が薄れているはず。実在していたのか、私にも解らないが。
 今、彼がしたいのはセックス。
 代わりになるのは嫌じゃないが、いつも相手に悪いような気はする。
 そんな風に考えていられたのは、途中まで。
「あっ、はんっ」
 口内に乳首を含まれ、舌で転がされる。その気持ち悦さに、酔ってしまった。でも今回は、彼を童貞から卒業させるのが私の役目。
「ねぇっ、こっちも、触って、みてっ……」
 彼の右手を、私の下半身へ持って行く。
 膝を立てた脚を開き、指先で秘蕾を触らせた。
 濡れているのは自分でも解っていたが、触れられた瞬間にクチュと聞こえると恥ずかしい。
「気持ち、悦いから、濡れてるの。解る……?」
「は、はい。ビチョビチョに、なってる……」
 言葉にされると、益々恥ずかしくなってしまう。
「でも、その前に……」
 童貞だからといって、ただ挿入して射精すればいいというものではない。
 私を見つけたのは、セックスをしたかったから。恋人か好きな人がいたのかもしれない。
 可哀そうでも、亡くなってしまった彼は、その彼女に会う事さえ叶わない。
 彼を満足させて、きちんと成仏させてあげたい。そうでなければ、セックスする意味がなくなってしまう。
「壁に寄り掛かって?」
「こう、ですか?」
 性器は、すっかり勃ち上がっている。
 彼の脚の間に入ると、性器を持って口に咥えた。
「うっ……」
 乳房に触るのが初めてなら、フェラをされるのも初めてだろう。
 喉の方まで使い、激しく抜き挿しする。舌ではカリを刺激したり、裏筋を辿ったり。
「楓っ、さんっ……」
 今は覚えている私の名前も、成仏すれば忘れてしまう。
 現世で好きな女性とセックスしたと、記憶がすり替わるらしい。それも、祈祷師から聞いた。


/139ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ