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悦楽にて成仏して頂きます
第10章 水の守護
「来て……」
戸惑いながら、彼がゆっくりと跨ってくる。私は、彼の背中に腕を回した。
「乳首、しゃぶって……」
「はい……」
彼は、すぐにむしゃぶりつく。
「あんっ」
音を立てて、乳首をしゃぶられまくる。経験が無いと言っていたのに、何故か舌遣いが上手い。
「んんっ」
乳首を軽く吸われながら口内で舌が動き、翻弄されてしまった。
「んっ、はぁっ」
丁寧に愛撫を続けてから、もう一方の乳首へ。同じようにされ、私は思わず彼の頭に手を回した。
「あぁんっ」
「はあっ……」
彼も喘ぎのような息を継ぎなら、乳首をしゃぶっている。私の腹に当たっている性器は、硬く勃ち上がっていた。
「楓、さんっ。俺っ。うっ……。はあっ……」
彼は、放出してしまったようだ。体勢的に見えないし、すぐに消えてしまう。
「ごめん、なさい。思い、出し、ちゃって……」
「え?」
死んだ理由を思い出すと、霊は暴走しやすくなる。
「病院で、個室に移ってから、少しした夜、看護師さんが、一度だけって。乳首を弄ったり、舐めさせてくれて……。下はタオルを掛けて、擦ってくれた……」
亡くなる前を思い出している。それを止めようと、彼の手を秘蕾へ持って行った。
「ねぇ。気持ち悦くて、濡れてるの。触ってみて……?」
話をやめた彼は、私の下半身へ移動する。
ヒザを立て、脚を開いた。
彼は秘蕾を見てから、指で弄り始める。
「あぁっ」
知らないせいだろうが、少し乱暴な触り方。でもそれが、余計に感じてしまう。クリトリスに触れる度、体がビクビクと反応した。
「あっ、挿れてぇ、んんっ」
「楓さんっ……」
入口に、猛った性器が当てられる。そのまま挿入され、中が彼で満たされる。
「はぁっ、あんっ」
グラインドが始まると、私も合わせるように腰を動かした。
熱い。体中が熱くて堪らない。
「楓っ、さんっ」
名前を呼びながら、グラインドは続く。
「あっ、あぁんっ」
乳首をしゃぶられていたのもあり、私はもう限界が近付いてくる。
イってしまいたいが、まだこの快感に溺れていたい。正反対の事を考えながらも、シーツを掴んだ。
「あんっ、はぁんっ」