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悦楽にて成仏して頂きます
第11章 琥珀の力
響揮がまた社へ行ったから、今のうちに1人目の霊を成仏させた方がいいかもしれない。
「琥珀。除霊するから、どいてね」
そう言うと、琥珀は部屋の隅へ座る。
部屋からは、出て行こうとしない。響揮に言われた通り、私の世話をするつもりなのだろうか。
「あっ。琥珀って、オスじゃないの。エッチね」
言うと、反論するように「ニャー!」と鳴く。そんな理由ではない。と言わんばかり。
シャワーを浴び、バスタを巻いた上に一応バスローブ。琴音なら、バスタオル1枚でうろつくのを咎めそうだ。
響揮が買ってくれたものはクロゼットの一番前に入れた。だが念の為、数珠だけを短刀と同じように枕の下に置く。
水晶のネックレスは、もう着けている。
それから霊を迎えに行った。だが2体一緒に入れれば、どちらかを待たせる事になる。
1体の霊の方を見ながら「どうぞ、お入りください」と言ったのに、2体とも一緒に入ってくる。
響揮のように事実までは解らないが、2体とも確かにそっくりな顔。体格も殆ど同じだった。
仕方なく2体を部屋に入れ、バスローブを脱ぎながら、1体には、「少し待ってて」と言う。それなのに、2体とも白装束を脱ぎ始めた。
「どっちか待っててよ。2体なんて無理っ!」
その言葉を無視して、1体にベッドに押し倒される。
「ヤっ……。そういう、趣味?」
1体が乳首をしゃぶり始めると、もう1体は別の乳首。
こんな経験は初めて。
「あんっ」
両方の乳首をしゃぶられていると、乳房の奥が熱くなる。
これが、この双子の趣味なのだろうか。それとも、1度したかったという願望なのか。
「はぁっ、んんっ」
これだけで、我を忘れそうなほど気持ち悦い。
両方の乳首をいっぺんにしゃぶられているのもそうだが、3人でのセックスなんて初めて。
「あっ、あぁっ」
自然と下半身が疼く。
それを悟ったように、1体は乳首から離れて下半身へ行った。
ヒザを立てられ、脚を開かれる。そのまま彼は、ヒダに舌を這わせた。
「あんっ、はぁんっ」
こんな行為も、1体では出来ない。正常位で挿入されながら乳首をしゃぶられる時はあっても、クリトリスと同時にしゃぶるのは無理。