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悦楽にて成仏して頂きます
第11章 琥珀の力
「あんっ、んんっ」
乳首とクリトリスを、同時にしゃぶられる。ピチャピチャという音は聞こえるが、どちらからの音なのか解らない。
「ヤぁっ、はぁっ、あんっ」
体を捩っても、彼らはやめないまま。
腕と脚を押さえられ、振り払えない。それに、気持ち悦くて体に力が入らなかった。
「あぁんっ、ダ、メぇっ! んんっ……」
その瞬間、体がビクビクと震える。自分でも意識しないまま、イってしまった。
まだ、挿入もしていないのに……。
「はぁっ……。んんっ……」
真っ白な頭の中、2体が入れ替わったのだけは解った。
うつ伏せにされ、腰を上げられる。前の1体には、無理矢理腕で立たされた。
「あぁんっ!」
後ろから、いきなり複数の指を挿入される。直後に、前からは口に指を咥えさせられた。
秘蕾と口へ指を抜き挿しされ、クチュクチュという音。2体とも、慣れている様子なのが気にかかった。
「もういいな」
2体が同時に言う。声まで似ている。
秘蕾と口に、性器をいきなり挿入された。
「ふぅっ……。はぁっ……」
両方とも、いきなりの激しいグラインド。
中と口をいっぺんに犯されるなど、勿論初めて。
前からは乳首も摘ままれ、乳房が揺れる度に強い刺激が加わる。
「あぁっ、んんっ」
大体、1度に2体の相手をする予定などなかった。どちらかは、明日まで外で待たせるつもりだったのに。
「はぁっ、うぅんっ……」
2体とも、本当に慣れている。
こういったプレイをしてみたかったという未練ではなく、現世に何度もしていたという感じだ。彼らは現世から女性を弄んでいたのか、女性の方も承知だったのか。
頭の中に、事故現場が過る。
高速道路。1体が運転をしていて、もう1体は助手席。顔がそっくりだから、区別はつかなかった。
理由は解らないが、車での死亡事故だろう。即死だった霊ほど自分が死んだと気付かず、彷徨う事が多いらしい。
「はぅっ、んんっ」
体の奥が熱くなる。
秘蕾も口も乳首も刺激され、また限界が近付いてきた。
こんな霊は初めて。
「あぁっ、はぁんっ!」
全身がビクビクと震え、一瞬意識が遠くなる。その直前に、2体が放出したのを感じた。