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悦楽にて成仏して頂きます
第12章 神眼の目
短刀と数珠は、また枕の下。
危険そうだと言っていたが、私が除霊するしかない。
響揮の部屋の神棚で霊を呼んでもらい、シャワーを浴びてから部屋に入れた。
彼がマンション内にいて、霊とセックスするのは初めて。
何かあったらすぐに行くと言われていたが、琥珀も部屋の隅にスタンバイしている。
私の部屋と琴音の部屋の間は、ウォークインクロゼット。帰って来ても、壁を通して声が漏れはしない。
「服を脱いで、来て……」
確かに危険そうな霊。初めから、赤いオーラをまとっている。
顔をよく見ると、さっき社に来た夫婦の息子。30歳と聞いている。両親は、婚約者がいたと言っていた。
白装束を脱いだ彼の両肩を持ち、かがんでもらい唇に触れる。
相手も慣れていて、すぐに舌を絡めて来た。
「ふぅっ……。んんっ……」
私の方が、引き込まれそうなくらいの舌遣い。
「はぁっ。ねぇ、ベッドに、行こう……」
やっと唇を開放された私がベッドへ横たわると、すぐに跨りバスタオルを外された。
婚約者がいたなら、慣れているはず。
すぐに乳房を揉み始める。
「あんっ」
指先で乳首を刺激されると、ピクンと体が反応してしまう。
「はぁっ、んんっ」
そのうちに、両方の乳首を摘ままれた。グリグリと動かされ、その先を舌で舐められる。
「あっ、あぁっ」
やはり慣れている霊は違う。手解きをしなくていいのが何より。
先端を舐めていた方だけ指を外され、本格的にしゃぶり始める。
「んんっ、あんっ」
口内で乳首を舌で弄ばれ、たまにチュパっという音を立てて吸いながら出したり。
経験の多い霊とのセックスは、現世でのやり方を覗き見しているような気持ち。彼は、婚約者といつもこんなセックスをしていたのだろう。
暫く乳首を責めると、彼が上体を起こした。
「ねぇ。してあげる……」
そう言うと、彼はベッドへ転がる。
でも同じ。私は彼の脚の間で四つん這いになり、性器を掴んだ。
もう勃起している。
周りを舐めてから、口に含む。
わざとピチャピチャという音を立てながら、口内に出し挿れした。
彼は乳首を弄ってくる。
「ふぅっ……。んんっ……」
「はあっ……」
私の呼吸に混ざり、彼の溜息も聞こえた。