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悦楽にて成仏して頂きます
第12章 神眼の目
「出しても、いいよ?」
そう言ってから、また性器をしゃぶる。
彼の息が荒くなり、軽く腰を動かすようになる。せっかくしゃぶっているのだから、感じてくれた方が嬉しい。
「出す、ぞっ……」
その声を聞き、私は追い打ちをかけるように動きを速めた。
ほどなくして、精液が口内に迸る。それはいつものように、すぐ消えてしまう。
「大きく、しろよ」
私は、萎えた彼の性器をまたしゃぶった。このままでは、挿入も出来ない。
彼がまた乳首を弄ってくる。
「んっ……。はぁっ……」
経験は無いが、精液が残っていればもっといやらしい音がするのだろう。
しゃぶっていると、すぐに性器は大きくなる。もういいだろうと思い、彼から離れた。
「オマエの、見せろよ。もうビショビショだろ?」
「ん……」
枕に頭を載せて横になり、膝を立てる。
「開けよ」
言い方は乱暴だが、顔は笑っていた。
少しずつ脚を開くと、彼が秘蕾を覗き込む。
「ビショビショだ。いやらしいな」
「あんっ」
彼が顔を近付け、密を使ってクリトリスを舐める。
舐められているのはクリトリスなのに、何故か後頭部が暖かい。
「あっ、あぁっ」
クリトリスをしゃぶられ、私は背中を反った。
快感の中浮かんでくるのは、車中の様子。運転しているのが彼で、助手席には髪の長い女性。
女性の顔が見えないのは、運転中の彼にフェラをしているから。そのせいで、彼は事故を起こしたのだろう。
気持ち悦くても、イけないまま亡くなった。それも、セックスへの未練になる。自業自得と言えばそうだが、やはり可哀そうだと感じてしまう。
「はぁっ、あんっ」
強く吸われたり舌先で舐めたりされ、体を捩った。
「ああっ、挿れてぇっ、はぁんっ」
このまま、イってしまいそう。
彼は秘蕾に指まで挿れてきた。
「あぁっ、んんっ」
「そんなに、欲しいか?」
「はぁっ、挿れ、てっ、はんっ」
指を抜き挿ししながら訊かれ、上手く言葉にならない。
「解ったよ。好きだな、オマエも」
彼は指を抜くと、私の脚の間に膝を着く。
すぐに、性器の先が秘蕾に触れた。