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悦楽にて成仏して頂きます
第12章 神眼の目
「あぁんっ!」
脚を開かれ、一気に貫かれる。
苦痛は無く、急激な快感が襲ってきた。
「はんっ、あぁっ」
すぐに激しいグラインドをされ、乳首もしゃぶられる。
いつも、霊よりかなり先にイかないようにしていた。相手のペースに合わせて、童貞でも経験者でも、ほぼ一緒にイくように。
「あんっ、んんっ」
でも、彼は激しすぎる。
まるで、何かの怒りをぶつけているよう。
怒り……。
私は、ギュッと瞑っていた目を開けた。
来た時よりも、赤いオーラが濃くなっている。
「はぁっ、あぁっ」
まずは、彼をイかせるのが目的。それでも、私の方が限界に近いよう。彼は深い位置までのグラインドを続けている。
「ヤぁっ、んんっ、はぁんっ」
「イけよ。イきたいんだろ?」
またすぐに、乳首をしゃぶられた。
「あんっ、ダメぇっ、あっ、イくぅっ! はぅっ……」
私がイったのを見ると、彼は性器を抜く。
真っ白な頭に浮かんだのは、事故現場。
1台と事故を起こし、慌ててハンドルを切ったのだろう。数台の車が、破損している。彼の車は中央分離帯に激突し、運転手側は酷く潰れていた。
前回といい、こんなに色々見えるのは初めて。私にも、少しは力が着いてきたのだろうか。
「オレの好きなカッコになれよ」
「え……」
「大好きなヤツ。ホラ、早く」
そう言われても、そこまでは解らない。でも女性からなれる体位には、限りがある。
私は体を起こし、試しに四つん這いになってみた。
「すぐ挿れてやるよ」
正解だったようでホッとする。
「婚約したんだから、中出しでもいいよな」
「うん」
理由は違うが、霊が中で出すのは一向に構わない。
「あぁっ!」
彼はウエストを抑えると、また一気に挿入してきた。
いきなり刺激を与えられると、体がビクビクと震える。
「はぁんっ、あんっ」
グチュグチュという音が部屋に響き、それにも責められているよう。
「はあ……」
彼も息を乱し始める。それでも、激しいグラインドは続く。
「んんっ、あっ、あぁっ」
擦られ続けた中は、全体がヒクヒクとしている。
「もうっ、出すぞっ、はあっ……」
放出した彼が性器を抜いた時、その勢いでベッドヘッドに頭をぶつけてしまった。