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Maria
第2章 希望の祈り
『ご自宅はここから遠いですか?』
『いえ…2ブロック程先の家です。』
『ジャック行ってやれよ!』
急に工場に入ってきたアンディ。
『何処へ行ってたんだ?』
『昼食を取りに家に帰ってたよ』
何故一言言わないんだ。
『…あの…』
不安そうに俺を見た依頼主。
『あぁ。すみません。近い様ですし
とりあえず傷を見せて貰いたいので
車まで案内して貰えますか?』
アンディの許可も出ている事だし
応急処置の道具だけ持って
彼女の自宅へ向かう事にした。
社用車に彼女と道具を乗せ向かう。
『…あの。』
『はい?どうしました?』
『私の事覚えて居ませんか?』
『…え?』
『あ!そこの角を曲がった家です!』