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やさしく触れないで (旧タイトル 甘味のベッド)
第1章 ワタシは風俗嬢

軽く世間話をし、失礼します、と事務所から出た。
期待…さっきの店長のセリフが反芻する。
………私は人気などにはこだわってないけど、
店長いわくNo.1らしい。
送りがある為、寒い中、外でコートにくるまって待つ。
12月、季節は冬。
冷たい風が、ふきぬける。ワタシには、それが心地よい。
「のーまーれーさん!」
急に背後から声が聞こえて、ふりむいた。
こっちに小走りで向かってきたのは、小柄で愛らしい顔をした 同じ店で働く [あい] 本名なんて知らない。
「あいちゃん、帰り一緒?」
ワタシが尋ねると、あいは、高い声で答えた。
「はい!一緒デス!わたしのまれさん憧れなんでうれしいですとっても!」
飛び切りの笑顔をワタシに向けてきた。
たまにこうして帰りが一緒になるけど、嘘っぽい。
期待…さっきの店長のセリフが反芻する。
………私は人気などにはこだわってないけど、
店長いわくNo.1らしい。
送りがある為、寒い中、外でコートにくるまって待つ。
12月、季節は冬。
冷たい風が、ふきぬける。ワタシには、それが心地よい。
「のーまーれーさん!」
急に背後から声が聞こえて、ふりむいた。
こっちに小走りで向かってきたのは、小柄で愛らしい顔をした 同じ店で働く [あい] 本名なんて知らない。
「あいちゃん、帰り一緒?」
ワタシが尋ねると、あいは、高い声で答えた。
「はい!一緒デス!わたしのまれさん憧れなんでうれしいですとっても!」
飛び切りの笑顔をワタシに向けてきた。
たまにこうして帰りが一緒になるけど、嘘っぽい。

