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エメラルドの鎮魂歌
第7章 木漏れ日の道
晩餐は、静かに和やかに進んだ。
この館の年季の入った料理人が作るジビエ料理は食通の青山をも唸らせた。

瑞葉は相変わらず食は細かったが、それでも青山の明るく楽しい話術につられ、いつもよりは食欲が刺激されたようだった。

如才ない青山は食事中の会話も切らさずに…けれど藍の話題には触れることなく、東京での絵画や彫刻の展覧会の様子や、最近観たオペラやバレエの感想などを、瑞葉の興味を引く表現で軽快に語りかけた。

最初は緊張していた瑞葉であったが、次第にその表情は柔らかくなり、デザートのクリスマスプディングを切り分けるころには、青山の笑い話に小さな笑い声を立てるまでになった。



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