この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エメラルドの鎮魂歌
第8章 エメラルドの鎮魂歌 〜終わりの序曲〜
切なげに戦慄く唇を唇で塞ぐ。
愛に縋るように口づけを返す瑞葉に、濃密に舌を絡ませ、口内を蹂躙する。
激しい律動は止めずに、淫肉の狭い蜜壺を抉るように攻め続ける。
「…ああ…も…う…だめ…おかしく…なる…」
白い身体を痙攣させ、絶頂が近いことを訴える瑞葉に、濃厚なキスを与えると、慇懃に告げる。
「…直ぐに中には差し上げませんよ」
瑞葉が朦朧とした意識の中、子どものように嫌々をする。
「…いや…なかに…ほし…い…」
「我儘を仰ってはなりません。貴方はお仕置きを受けているのですから…。
…けれど、選ばせて差し上げましょう。
貴方のその可愛らしいお口に出されるのと、その綺麗なお貌に出されるのと、どちらがよろしいですか?」
屈辱に涙を流し続けながらも、歪んだ被虐的な快楽を止めることはできない。
唇を噛み締めて、答える。
「…かお…かおに…かけて…」
…選ぶのはより惨めな方だ。
そうすると、より深く膿んだような背徳的な快楽を得られることを、瑞葉は認識しているのだ。
「…仰せのままに…。たくさん掛けて差し上げますよ…」
優しいキスを乱れた美しい蜂蜜色の髪に与える。
八雲は素早く己れの哮り狂った牡を熱く熟しきった淫孔から抜き出した。
「…んんっ…抜いちゃ…いや…あ…」
快感が中断されることを無意識に抗う。

有無を言わさずに瑞葉の貌の前に膝立ちになると、爆ぜる寸前の牡を荒々しく扱き、容赦なくその美しい貌に精を放った。
「…くっ…」

「…ああっ…!…あつ…い…!…はあ…ああ…んっ…」
夥しい量の白濁の牡液が、アラバスターのような美麗な瑞葉の貌に野卑に浴びせ掛けられる。
瑞葉は背中を反らせ、痺れるような快楽を享受する。
…尚も放出される精液を、その高貴に美しい美貌に受けながら…瑞葉もまた、己れの花茎からとろとろと花蜜を溢れさせていた。
二重の悦楽に、瑞葉は耐えきれないように喘ぎ続ける。
「…ああ…んっ…い…く…っ…!…いっちゃ…う…!
…は…ああっ…」
最後の一滴まで執拗に牡液を掛けながら、八雲は低く笑った。
「…男に貌に射精され、達しておしまいになるなんて…どれほど淫乱な娼婦でもありますまい…。
本当に貴方はいやらしい雌犬だ…」

…八雲の冷ややかな言葉は最早瑞葉には届かない。
美しい白い花のような嫋やかな貌に、白くとろりとした男の精を滴らせながら、瑞葉はうっすらと微笑んだ。


/281ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ