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エメラルドの鎮魂歌
第9章 エメラルドの鎮魂歌 〜秘密〜
「…奥様…。落ち着いてください」
宥めようとする八雲の腕を引き寄せる。
「…抱いて…愛なんてなくていいの…。
私を愛してなくていい…私を…孕める身体にして…惨めな私に…希望を与えて…お願いだから…」

窓から漏れる雪明かりが、涙に濡れた千賀子の白い貌を照らす。
黒い瞳に映るのは、八雲だ。
千賀子の冷たい手が、八雲の頬に触れる。
「…八雲…私を…抱いて…獣のように…」

千賀子の瞳が艶やかに光った。
…欲情した女の艶かしい眼差しが、八雲を捉える。

八雲は無言のまま千賀子を漆喰の壁に押し付けた。
荒々しく唇を奪い、シルクのナイトドレスの裾をたくし上げる。
小さな絹の下着を取り去る。
激しく舌を絡め合う。
千賀子は直ぐに甘い吐息を漏らし出した。

スラックスの前立てを寛げ、熱く屹立した牡を取り出す。
千賀子のか細い腰を抱え上げ、女の秘部を開く。
前戯も何もなく、猛り狂った牡の切っ尖を突き入れる。

「…ああっ…!八雲…!」
悲鳴を上げる唇を無理やり塞ぐ。
…千賀子の花芯は、直ぐに花蜜で潤いはじめた。
狭い淫肉は、性交の経験の少なさを物語っていた。
構わずに抉るように最奥まで牡を挿入する。
「…んんっ…は…ああ…っ…」
強引に抽送を始めると、千賀子は苦痛だけではない喘ぎ声を上げ始めた。
温かい花蜜がとめどなく溢れでる。
「…ああ…い…いい…っ…すご…く…いい…」
…ドレスも脱がさずに、立ったまま犯されているというのに、千賀子は熱い花蜜を滴らせながら全身で快楽を享受していた。
愛の言葉も、優しい愛撫もなく野蛮なまでに濃密で淫らな性交は続けられた。

「…ああ…あつ…い…あなたの…が…」
淫らな睦言が愛らしい唇から漏れ出す。
千賀子の愛蜜と八雲の先走りの牡液が混ざり合い泡立ち、淫らな水音が間断なく響く。
「…は…ああ…っ…おかし…くなりそ…う…」
か細い悲鳴が上がる。
…女の絶頂が近いことを察知する。
腰を揺すり上げ、華奢な骨盤を壊さんばかりに引き締まった腰を打ち付ける。
譫言のように淫らな行為をねだる。
「…やく…も…だし…て…なか…に…たくさん…んんっ…」
「…くっ…!」
八雲はその淫肉の最奥に、熱い牡液を放った。
「…ああっ…!あつ…い…な…か…」
子宮の奥底に男の精を浴びせかけられたうら若き伯爵夫人は、痺れるような悦楽を初めて男により与えられたのだ。








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