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エメラルドの鎮魂歌
第14章 海に睡るエメラルド 〜エメラルドの鎮魂歌 SS 〜
八雲は激しく瑞葉を抱いた。
もう二人の枷となるものは何もなかったからだ。
濃厚な口づけを与えながら瑞葉の淫孔を押し開き、強引に最奥まで犯した。
「…んんっ…!…いや…あ…そんな…おく…むり…」
堪らずに呻く瑞葉の唇を執拗に奪う。
「駄目だよ、瑞葉…。もっと奥まで…私を受け入れてくれ…」
…今までにないぞんざいな口調…。
言いながら、逞しい腰遣いで瑞葉の柔らかな肉を暴いた。
「…ああ…深…い…んんっ…」
男の下草が瑞葉の肉付きの薄い双丘に押し付けられる…。
一番奥まで犯されたことを肌で感じ、その華奢な身体を細かく震わせる。
「…貴方はもう私の子ではない。…貴方は自由なのだ。
…さあ、すべてから解き放たれて…淫らに感じて…」
…愛の呪文を鼓膜に吹き込まれる。

…親子の禁忌から解放される…。
八雲を…貪欲に需めても構わないのだ…。
瑞葉の紅色に染まった濡れた唇が戦慄く。
「…本当に…?…お前は…お父様ではないの?」
「ああ、そうだ。…私は貴方のただの恋人だ。
…いや、貴方に身も心も捧げる哀れな恋の奴隷だ…。
だから…もっといやらしく…もっと乱れて…」
美しい男の律動が始まる。
「…ああ…んっ…や…そこ…しないで…んんっ…」
耳朶を甘噛みされ、淫語を囁かれる。
「…感じる?瑞葉…今、奥がきゅっと締まったよ…」
脳髄が蕩けそうなほどに低い美声に耳から犯される。
「…もっと感じて…もっと締め付けてご覧…そう…上手だ…私の可愛い瑞葉…」
八雲の先走りの牡液と、瑞葉の体液が混ざり合い、淫らな水音が船室に響き渡る。
「…貴方は本当に濡れやすい…。…ほら…前もこんなだよ…」
薄く笑いながら、淫蜜を滴らせる瑞葉のほっそりとした薄紅色の花茎を扱く。
「いや…しない…で…おねが…い…」
堪らぬ羞恥に苛まれ、蜂蜜色の美しい髪を振り乱す。
男は構わず荒々しい抽送を再開させる。
前と後ろを同時に攻められ、身体は痺れるような快楽と膿んだような甘い悦楽に支配される。

さながら船外に打ち寄せられる大海の波のような快楽の渦に巻き込まれる。
「…ああ…悦い…すごく…きもちい…い…」
男の雄々しい律動に翻弄されながら、その美しい唇から狂おしい快感の言葉が溢れ落ちる。

「…愛している…瑞葉…。
貴方は自由だ。…この快楽に身を任せてしまえ…」

…瑞葉は、八雲の身体と言葉にどこまでも甘く溺れた…。




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