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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去
「そうだけど……」
「オレの家族と会社の人にエッチな声を聞かれるのどっちがマシ?」
「そんなの……、どっちも恥ずかしい……。ひゃあんッ……!」
固く勃たされた乳首をちゅっ、ちゅっと吸われると腰を浮かせてしまうような快感が体に走った。
ほんのり優しい暖かさだった布団の中が汗が滲んでくるほど暑く感じていく。
胸に刺激を与えながら体中に触れてくる祐の手が私の体を熱くしているせいだ。
ここまでされたら私もキスだけでは物足りない。
「ンッ…、ハァッ……。祐っ……、気持ちいい……」
「良かった。この際だから小春のことをもっと濡らしてみたいな」
「えっ……?」
「ちょっと待ってて」
被っていた布団を剥いでベッドから下りた祐は近くにあった棚の引き出しを開けて、何か探しているようだった。
丁寧に引き出しを閉める音が聞こえてからすぐに戻ってきたけど、両手にある物を持っていた。
片方は私も知っている物で、もう片方は見たことがない。