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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去
「それ……、なに……?」
祐が左手に持っているのはコンドームというのは分かる。
でも右手に持っている透明の液体が入ったボトルが何なのかは分からなかった。
二十六年間生きてきて見たこともない。
「なんだと思う?」
「お道具箱に入ってるのり……?」
思い当たる物の名前を出してみると祐は吹き出すように笑っていた。
どう見ても紙を粘着させるのりみたいな物なのに何がそんなに面白いのか不思議だ。
「はははっ、小春は面白すぎ。これはローションだよ」
「ローション?男性用の化粧水?」
「くくくっ……、それ以上言うともっと笑うから。これを知らないとは小春は純粋だなぁ」
「バッ、バカにしないでよ!そういうの今まで見たことなかったんだもん」
「いや、寧ろ小春が知らなくてすごく嬉しいから……。会社で小春にエッチなことしてもこれは使えねーから家で使ってみようと思って……」
「エッチの時に使うの……?」