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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜



「じゃあ、オレも行かない」


「はぁ!?行きなよ。周りの女の人が二次会でも青木くんと一緒にお酒飲めるって言って楽しみにしてたじゃん。それに、ドジな私がいなくなったから喜んでいそうだし」


「オレと一緒に飲みたいなんて誰か言っていたっけ?それに小春って被害妄想が激しいタイプ?」



「ちっ、違うもん!」


図星だからなんだかイラっとする。


もう青木くんのことなんて気にせず、飲み会に散会している社員たちから離れてさっさと帰ることにした。


うちの職場の人たちは飲み会ではルーズだから勝手に抜けていても気にされたりしない。


私も真似をして、いつの間にかいなくなったと思わせる作戦を実行することに決めた。



機嫌が悪くなった私はスタスタと早足で歩いてタクシー乗り場がある駅まで向かう。


すると、置いてきたはずの青木くんがついてきて顔を覗いてきた。



「まさかスーツにお酒をこぼしたことをまだ気にしてる?小春っていつも二次会に行っていたよな?」


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