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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去



「もう!祐ったらご飯を食べてる時まで脳内が十八禁なんだから」


発展しそうな下ネタを抑えて続きを食べることにした。


祐の開けたお弁当を見てみるとお母さんに作ってもらっているのか、普段私が食べているようなおかずが詰まっていた。

卵焼きの味は違うけど、家庭環境が似ていそうな気がして親近感が湧く。


もし結婚したら、私もお母さんが作ってくれているようなご飯を祐に食べてもらうのかな……。


まだ結婚の話すら出ていないけど、そんなことを思いながらお弁当を食べて胸を膨らませる。


「こっそり抜け出して、一緒にご飯を食うのも悪くないな」


「抜け出してきたって……。うちの会社はどこで食べようが自由じゃん」



「うちの課はいつも皆で長机があるところに集まって一緒に食ってるんだよ。これが暗黙の了解だからなんか窮屈っていうかさー。休憩時間くらい好きな場所で食わせて欲しいな」


「そうなんだ。うちの方は人それぞれだよ」


「小春のいる方が羨ましいや。これからはたまに抜け出して小春と一緒に食べようかなー」



「うん。でも付き合ってるのがバレちゃうかもしれないよ……?さっきだってバレそうになったし……」


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