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わがままな氷上の貴公子
第12章 開宴
潤を見つめながら、飲み込むところを見せてやる。
「悠、ちゃん……」
お前の色っぽい顔なんて、初めて見た……。
押し倒されそうになったから、すぐにベッドから降りて洗面所へ行く。
「悠ちゃん!?」
ドアを閉めても、でかい声が聞こえてくる。
別に逃げたわけじゃない。
この後のことを考えたら、オレの口に自分のモノが残ってるのは嫌だろ?
気を遣ってやってるんだよ!
お前と違って……。
手早く歯を磨いてベッドへ戻ると、潤はボーっとしている。
押し倒す真似をしたら、意外と簡単に倒れて驚いた。
「潤?」
「だって。悠ちゃんが、俺の、飲んで……」
全部言うなっ!
押し倒したついでに跨り、乳首をしゃぶってやった。
「んっ、悠ちゃんっ」
こいつ。もしかして初めてか?
もう一方も弄っていると、潤に性器を握られてしまう。
「んんっ」
怯んだ隙に、逆に押し倒される。
本当に格闘技みたいだ……。
でもその後は、オレが責められるだけ。
「あっ」
秘蕾を解されると、ピクンと体が反応する。
指先が挿っただけで、全身が震えた。
解しながらの指が奥へと進んでくると、堪らなくなってシーツを掴む。
「はぁっ」
指が増えて、入口が広げられる。
「あぁっ」
中でバラバラに動かされ、1本に奥の一点を刺激された。
「ココ。イイんでしょ?」
「馬、鹿っ、んんっ」
何度も同じ場所を弄られると、眩暈がしてくる。
「はぁっ、あっ」
「悠ちゃん? 欲しい?」
潤の塊が体に当たっていて、勃っているのは分かっていた。
「んっ……。欲し、いっ」
軽いキスをされてから、指を抜かれる。
まだ、潤の指の感覚が残っていた。でも、それよりももっと熱い潤が欲しい……。
「あっ」
先端が秘蕾に触れると、オレも少し腰を上げた。
「あぁっ」
塊が、ゆっくりと挿いってくる。
「んっ、はぁっ」
指とは全く違う。
愛し合うために猛ったもの。
「あんっ」
奥深くで止めたまま、首にキスを繰り返された。
それが焦れったくて、自分から腰を揺らしてしまう。
「んんっ」
グラインドが始まると、その部分だけに意識が集中する。
熱い……。
自分のものなのか、潤のものなのか分からない熱。