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わがままな氷上の貴公子
第2章 プライド
「悠ちゃん……」
溜息混じりの、不器用な囁き。
増やされた指で充分解されると、指が抜かれる。
少しの間があって秘蕾に当たったのは、潤の猛った塊。オレは自分から腰を使い、その塊を導いた。
「あぁっ」
挿いってくる塊に、体が熱くなっていく。
最後にヤったのは、いつだっけ……?
前の男と最後にヤったのは半年以上前だし、遊びでヤったことはない。
オレは、欲求不満でもあったんだろう。オレを好きな相手となら、自分の気持ちなんて今は構わなかった。
お互い下だけ脱いでいるのも即物的で、そんなことにも煽られる。
「あっ、んんっ」
グラインドが始まると、全身が痺れていく。
潤の表情も、色っぽく見えた。
腰に回した腕に、ねだるように力が入ってしまう。
体格に比例するのか、潤の塊は初めての太さと長さ。
「あんっ、はぁっ」
「悠ちゃんっ」
潤の掠れた声だけが、頭の中に響く。
「あぁっ、んんっ」
グラインドと共に熱が全身へ広がり、頭を振る。
限界……。
そう思ったと同時に、オレはイってしまった。