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光を求めて
第5章 初恋

―…

――…

―――…

「じゃあ、また明日」

「うん。明日!ごきげんよう!」

「ごきげんよう」

裏門にある駐車場で仲の良い友達と別れの挨拶を交わし、運転手の生島さんが待つ車に向かった。

「おかえりなさいませ。彩羽さま」

「ただいま、生島さん。今日もありがとうございます」

いつものお礼を言い、乗り込んだ車は真っ直ぐに家に向かった。
小学校2年の春頃から学校には車で行くようになった。
それなりの家の子供たちが通う学校だから珍しくはないけど、友達と遊んで帰ることもできずに少し窮屈に感じた。
だけど父に口答えは許されない。
というか、口答えをしてはいけない。

「生島さん。雅也(まさや)さんは来てますか?」

「はい。お見えになって朝陽(あさひ)様の勉強を見てらっしゃいますよ」

その言葉を聞いて私は心をときめかせていた。
週に2回、兄の勉強を見てくれている父の親友の息子さん。
大学生で21歳、幼い頃から私の憧れたの人だった。


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