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光を求めて
第5章 初恋

「英語はだいぶ良くなったね。後は使える英語を身につけるのがいいかな?」

雅也さんが作ってくれた問題を全部解いて満点を取った。
自分でも頑張ったと思う。
これも愛の力なんだと雅也さんに甘える。

「ご褒美ください」

いつものご褒美をねだると、雅也さんの手が頬を霞めて首筋へと流れた。
そして、引き付けるようにしてキスをする。
触れるだけだったキスも何度も繰り返すうちに変わった。
雅也さんの舌が私の中に入り込み、お互いの舌を絡めていく。
初めは恥ずかしかった行為も、それが愛しあうことだと分かると私から舌を絡め、もっととせがむようになった。
深くなるキスに、身体の奥深くが変わって行く。
キュンキュンするというかウズウズするというか、何とも言えない感覚が私を襲うようになった。

「このまま続けたら止まらなくなりそうだよ」

名残惜しくも舌が解かれ唇が離れると、目じりを下げて苦しそうに呟いた。

「いいよ……しよっ?」

雅也さんの服を握りしめたまま告げると、驚いた顔をした。

「何をするか分かってる?」

その言葉に少し首を傾げた。
知らないわけじゃないけど、全てを知ってるわけではない。
ただ好きな人同士がエッチな事をする事しか知らない。


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