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光を求めて
第5章 初恋
寒いはずなのに、いつの間にか汗ばみ身体は芯から火照っていく。

「アッ、ヤッ……雅也っ」

何かが襲ってくるような感覚がして声をあげた。
それでも、雅也は同じ場所ばかり責めてくる。

「ヤッ……ダメッ、まさっ……アアアッ」

何かが突き抜けていくような感覚に襲われ、身体が大きく跳ねた。
そして、雅也の舌の動きが止まった。
今まで責められていた場所はジンジンと疼き、持久力走をした後の様に息が上がり肩で息を続けた。
その間中、雅也は私の横に片肘で寝そべり頭を撫でてくれていた。
この空間が幸せだと思いながら雅也に縋るように抱き付いた。

「どうだった?」

やっと息もおさまりかけると、雅也が聞いてくる。

「良く分からない。けどウズウズは消えてポンって弾ける様な感じがして、気持ち良かった」

正直な気持ちを言葉にする。

「その弾ける感じがイクってことだよ。気持ち良くなって絶頂を迎える。今は外でイッたから、そのうち中でイケるようにしてあげる」

「外と中?」

「一から教える必要があるみたいだね。」

「え~教科増えるの?」

「うん。僕と彩羽だけの授業……彩羽が僕と結ばれるためのね」

結ばれるという言葉にドキドキした。
さっきまで感じていたドキドキじゃなくて、もっと違うドキドキだった。


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