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光を求めて
第5章 初恋
「雅也……」
「んっ……もっと彩羽が欲しい。僕の部屋に行こうか、いつもみたいに彩羽を感じて僕を感じてほしい」
私が頷くと、指を絡め雅也に寄り添いながら公園を出ようとした。
「あれ?もう終わっちゃうの?」
そう言って私たちの行く手を阻んだのは、ニヤニヤと嫌な笑いをしている知らない男たちだった。
「お兄さん、キスだけで満足しちゃうの??あんなエロいキスしといてそれはないよね」
「これからホテルでやるに決まってるだろう?」
「だな。じゃあさ、それに俺たちもマゼてもらおうぜ!」
男たちは下品な笑い声をあげながら私たちに近づき、雅也はあとずさりしながら私を背中でかばうように立ちはだかってくれた。
だけど3対1でこっちが不利なのは馬鹿な私でもわかる。
「雅也……」
「大丈夫だよ。彩羽は心配しなくていいからね」
こんな状況でも雅也の口調はいつものように穏やかで、その穏やかさが私をホッとさせる。
「お兄さん。それって一緒に混ざっていいってこと?俺たちね。ふたりのキス見ててこんなになったんだよね。だから責任とってよ」
男たちの言葉に雅也の後ろから覗いてみると、男たちは大きくなった股間を撫でていた。