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光を求めて
第6章 初体験
一瞬動きが止まり、静かな空間がそこに生まれた。
だれも微動だにせず、空気さえも止まったかのように静かだった。
それを崩したのは雅也、絞り出すような声に動揺が伝わってくる。

「彩羽……」

その後に続く言葉はない。
それもそうだろう。
他の女とSEXをしているところを見られて平気なはずがない。

「彩羽っ!これはっ!!」

言葉にしようとしても言い訳が思いつかない雅也は何度も言葉を飲み込んだ。
その前にいったいどんな言い訳をするのだろう。
こんな場面を見られ、どんな言い訳をすれば私が納得すると思っているのかと、そんなことを呆然と考えていた。

「雅也、この女は誰なの?」

裸だった女は布団を身体に巻き付けて雅也の背中に抱きついて甘えていた。
それは私に見せつけるかのように見えた。

「あっ!妹みたいな子がいるって言ってたけど、その子かしら?」

「妹?」

女の言葉にギュっと心が痛んだ。
私は雅也の彼女じゃなくて妹??
違うよと雅也が言ってくれるのを待っていても雅也が口を開くことはなく、ただただ私をみつめたまま口を噤んでいた。

「お子様には刺激が強すぎたわよね。ごめんなさいね。でもね。妹みたいな関係だからって勝手に入ってくるのはどうかと思うわ……これからは気を付けてね」


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