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光を求めて
第7章 忌まわしい過去
「なんで、そんな酷い事言うの?こんなこと、あなたが、初めてなのに……」
目に涙を薄っすらと浮かべてか細い声で告げると男は慌てる。
「ごめんごめん。運動とかで処女膜がない女性もいるというし、彩羽ちゃんもそうなんだね。ごめん、疑って。痛くなければそれでいい。痛くなければ動くよ」
男は私の腰に手を添えて、ゆっくりと動き始めた。
初めは浅かった動きも次第に奥深くまで打ち付け、小さくても程良い快楽は感じることができる。
「アッ……アアアアッ」
「感じている彩羽もかわいいよ」
声をあげる私を満足気に見て益々腰の動きが早くなる。
それに合わせてあげる声も徐々に高くなる。
イク事もできないのにイクフリをする私。
「アアアッ……ヤっ、ヤダッ……」
「イキ、そうかな……いいよっ、僕もイキそうだよ」
男は顔を近づけてキスをする。
舌を絡ませながら腰の動きは止まることはない。
「彩羽っ、彩羽ッ」
「アアアアッ……イクッ……イクッ……」
お互いが同時に果てるようにイクフリをし、動きが止まった男のモノからは白濁が私の中に流れ込む。
明日の朝一番にアフターピルを貰いにいかなきゃと、そんな事が頭の片隅に浮かんだ。