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光を求めて
第8章 知らないこと

「東間さん今帰り?」

目の前から歩いてきたのは田所さんで軽く会釈した。

「お疲れ様です。田所さんはどうしたんですか?直帰だったはずですよね」

「そうなんだけどね。急遽書類をつくることになって戻ってきたんだけど、そっか東間さんは帰るのか」

少し残念そうに話す田所さんの言葉に、私を当てにしていたのが分かる。
本当なら手伝いますよと言いたいところだけど、今日は雅也もいるからそれを言いたくはない。

「ところで東間さんの彼氏?」

ちらりと雅也を見ると田所さんも雅也の存在に気が付いたのか彼氏かと聞いてきた。
だけど彼氏でもない雅也をどう説明するか迷う。

「えっと……」

「ごめんごめん。こんなのを聞くのもセクハラかな??今日は金曜日だからね楽しんで」

田所さんは大人の対応で、雅也に軽く会釈だけして会社に戻って行った。

「仕事手伝わなくてよかったの?」

「うん、大丈夫だって言ってたから……きっと大丈夫じゃないかな?」

正直、大丈夫かと言われれば怪しいところではある。
直帰と言っていたのに帰ってくるということは急ぎの仕事の可能性があるからだ。
だけど、手伝ってくれと言われたわけではないから大丈夫なはずだと自分を納得させた。


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